──はじめに力武靖を知らない読者のために経歴を聞かせてください。
力武:まだ大学生の頃、82年に10歳から13歳ぐらいの少女たちを撮った『アリクロームとお友達』という写真集を自費出版したのが写真家としてのスタートです。大学卒業後、出版社に就職。88年、フリーになりました。そこで、さーくる社という出版社をベースに、美少女のヌード写真集を100冊以上も撮ってきました。
──当時、苦労されたことは?
力武:当時は、モデルを探すこと自体が、難しかったんです。だからフリーになって十年は、「力武靖という男はどういう写真家なのか!?」という対外的な知名度と信用を得るため、ひたすら撮り続けてた感じでしたね。
──その後、力武靖の名を世に知らしめたのが伝説の美少女・西村理香の一連の作品なわけですが。
力武:そうですね。彼女が話題になったのが、96年の写真集『百万レムの視線』なんですが、その翌年に出版した彼女の11歳から16歳までを記録した写真集『SixYears 全3巻』が僕と西村理香にとっての代表作になってます。
──それから99年11月に児童ポルノ処罰法によって、これらの出版活動が出来なくなったわけですが、その当時、力武さんがどのような方向転換されたのかお聞かせください?
力武:僕自身、周りが思っているほど、深く悩んではいなかったんです。事実、法律が制定される4年ぐらい前から、18歳以上の女の子を中心に撮っていましたから。おそらく読者にとってリアルな年齢ってあまり関係ないと思ってるんです。例えば街中を歩いている女の子が「私いくつだと思う?」なんて言われても、正直、当てられませんからね。それよりも〔少女らしさ〕っていうのが、読者にとっては重要で、中でもビジュアル的に分りやすいのが毛が無いということなんです。
──では、パイパンについて力武さんのこだわりをお聞きしたいのですが?。
力武:それについては、プラトンのイデアにまで遡るんですが、イデアというのは日常的感覚の対象ではなくて、それらを超えた精神性理念のことを言います。過去、偉大な芸術家は常にイデアを追求して来たんです。だって、ギリシャやルネッサンスの彫刻を見ても毛ってハッキリ描かれてないでしょ?日本人の常識でいうと、脇は剃っても下は剃らない。でもアラブの女性は、上も下も両方毛を剃っちゃう。フランスの女性だと下は剃ることはあっても脇は剃らないとかね。だから僕らが常識だと思ってたことは後から付け加えられた社会学的なモノなんです。
──ロリータファンというのは少女にどういう理想を抱いてるんでしょうか?
力武:少女が好きだというと世間は変態だと思う人が多いですが、童謡で『赤とんぼ』の唄がありますよね。あの歌詞には、姉やは15歳で嫁に行くんですけど、あれは数えでの15歳なので、本当は13か14歳かもしれない。通常、ヒト科のヒトという生き物は、初潮が来たら大人なんです。なので毛が生えてるか生えてないかぐらいの少女に性意識を感じるのは動物としてあるべき正しい姿なんですよね。
──力武さんのモデルを選ぶ基準的ものがあったら教えてください?
力武:顔が可愛くないとか体型が良くないだけでは決して判断しないですね。マイナス面よりも〔少女らしさ〕が出てるかが一番重要です。清純さとか、恥じらいとか…。でも最もこだわっているところといえば股間がキレイかどうかですね。でも僕自身、女の子を撮らせてもらえるだけで有り難いと思ってるので、偉そうには語れません。
──では、最後に力武さんの作品についての魅力をお聞かせください?
力武:ワレメをどう撮るかに尽きますね。当然、アソコは剃っているので見えちゃいけないところをモザイク編集なしで撮影しなきゃいけないから、現場では何度も撮り直しています。編集作業も気を緩められないので、何十回もチェックしますね。それで発売予定日を遅らせたこともあるくらいですから(笑)。思春期の頃って、まず「ヤリたい!」の前に「見たい!」だったじゃないですか?純粋に美少女の裸を「見たい!」という気持ちになれる作品に仕上がっていると思うので。美少女ファンの方には是非一度、僕の作品をご覧にいただきたいと思ってます。
全国のロリータファンから絶大な支持を受ける、力武靖の世界をより多くの美少女嗜好者の方々に感じていただきたい。
スーパーカタログ 2005 AUTUMN VOL.48より